元F1ドライバーであり、現在はブラジルの『Globo(グローボ)』で解説者を務めるルチアーノ・ブルティが、F1日本GP(第15戦)決勝でクラッシュしたジュール・ビアンキ(マルシャ)の容体に関し、悲観的な見解を述べた。
10月5日(日)に行われた日本GP決勝でコース脇にあった作業車に激突してこん睡状態に陥っているビアンキに関しては、その後あまり多くの情報はもたらされていない。
そんな中、かつてジャガーやプロストに所属していたブラジル人元F1ドライバーであるブルティが、サンパウロのラジオ局『Jovem Pan(ジョベム・パン)』に次のように語った。
「もし彼が生存できたとしても、大きな後遺症もなく生活できるようになるチャンスは非常に小さいようだ」
「こういうことを耳にするのは悲しいものだ。ビアンキは若く、才能のあるドライバーだし、私はずっと彼を見ていたからね。彼はいつもフェリペ・マッサと一緒にいたよ」
そう語ったブルティは、次のように付け加えている。
「残念ながら、我々にはビアンキが回復するチャンスはあまりないことが分かっている。だが、彼が即死でなかったことは奇跡だよ。誰もがそのことはよく分かっている」