現チャンピオンのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、次のF1アメリカGP(11月2日決勝)でエンジン交換のペナルティーを受ける予定であることを明かした。
【結果】F1第16戦ロシアGP決勝の順位、タイム差、周回数、ピット回数
今季、エンジンやターボなどパワーユニットの主要コンポーネントは、シーズン通して5基までの使用しか認められていない。ベッテルは、すでにパワーユニットの全コンポーネントで5基目を使用している。
6基目にした場合のペナルティーは、いずれか1つのコンポーネントを6基目にすると10グリッド降格、2つ目以降は5グリッド降格で、消化しきれない場合は次戦に持ち越される。また、パワーユニットすべてのコンポーネントを6基目にするとピットスタートとなる。
ベッテルは、第16戦ロシアGPのレース後にドイツのテレビ局『RTL』に次のように語った。
「オースティン(アメリカGP)は大変になる。土曜の午後はあまりやることがないと思うんだ」
「たぶん予選は参加せずに見ているだけになるね。6基目のエンジンを使わなきゃならないから」
「だから日曜はピットスタートだ。予選に出てエンジンの使用距離を伸ばしても意味がないんだ」
今季はすでにジャン-エリック・ベルニュ、ダニール・クビアト(いずれもトロロッソ)、パストール・マルドナード(ロータス)の3人が6基目のエンジンを使用して10グリッド降格のペナルティーを受けている。