メルセデス・ベンツ日本は、「Cクラスステーションワゴン」を6年ぶりにフルモデルチェンジし、受注受付を開始した。価格は442万円から724万円までとなる。
新型モデルでは、ボディーシェルのアルミニウム使用率を約50%としたほか、高張力鋼板などを適材適所に組み合わせた革新的な軽量高剛性アルミニウムハイブリッドボディーを採用。それにより、先代モデル比約75kbの軽量化を実現し、スポーティかつ俊敏なハンドリングや、NVH(騒音、振動、ハーシュネス)特性の最適化に加え、動力性能をまったく犠牲にすることなく最大20%以上の燃費向上も達成されている。
また、最新鋭の技術により安全性と快適性を高次元で融合させる「インテリジェントドライブ」が導入されたのもこの新型「Cクラスステーションワゴン」の特徴だ。このシステムのベースとなるのが、クルマの周囲360°をカバーする複合的なセンサーシステムで、ステレオマルチパーパスカメラや6個のレーダーセンサーから得られたデータをコントロールユニットで融合させたデータを高度なアルゴリズムで解析することにより、先行車両、横切る車両、後方車両、対向車、歩行者などを検出し、その位置を特定。これにより、状況を判断して、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動でアシストする「部分自動運転」をも実現している。
また、最大積載容量が先代を25L上回る1,490Lとされたほか、シートアレンジの自由度と機能性が大きく向上されるなど、ユーティリティも大きく向上されている。例えば、リアシートの分割比率が先代の2:1から40:20:40に改良されたことで、乗車人数や積載物の形・大きさに合わせた柔軟な室内アレンジが可能とされている。また、リアシートのバックレストはボタンひとつでロック解除して前方に倒せる電動機能を備えており、簡単にフラットな積載面を拡大することも可能となった。
<新型「Cクラスステーションワゴン」のモデルと価格>
C180ステーションワゴン/442万円
C180ステーションワゴンアバンギャルド/528万円
C180ステーションワゴンスポーツ/573万円
C200ステーションワゴンアバンギャルド/559万円
C200ステーションワゴンスポーツ/604万円
C200ステーションワゴンスポーツ(本革仕様)/641万円
C250ステーションワゴンスポーツ/724万円