NEXT...F1開催スケジュール

フェラーリ新会長、アロンソとチーム代表の確執を認める

2014年09月29日(月)20:13 pm

ルカ・ディ・モンテゼモーロに代わってフェラーリの新会長に就任したセルジオ・マルキオンネが、フェルナンド・アロンソと、ステファノ・ドメニカリに代わって今年4月にチーム代表となったマルコ・マティアッチとの間がうまくいっていないことを認めた。

フェラーリとの間に2016年までの契約があるアロンソだが、最近のメディアの報道によれば、アロンソがフェラーリを離脱するのはほぼ間違いないとの見方が大勢を占めているようだ。

アロンソの移籍先候補としては、昨年4年連続でF1チャンピオンチームとなったレッドブルや、今季のF1を圧倒的な力で支配するメルセデスAMGなどもあげられているが、現時点では来季からホンダと手を組むマクラーレンへの移籍が濃厚だとのうわさが最も強くささやかれている。

また、最近では、エンストンに本部を置くロータスをカナダ人実業家のローレンス・ストロールやフラビオ・ブリアトーレらとともに買収することを考えているのではないかとのうわさもささやかれている。ロータスは、アロンソがかつて2005年と2006年にF1タイトルを獲得したときのチームであるルノーが母体となるものだ。あまり信ぴょう性のないうわさだととらえる向きもあるが、『Bild(ビルト)』のベテラン記者であるロジャー・ブノワもこのうわさを取り上げるなど、何が起こるか分からないF1の世界においては、絶対にないとも言えないかもしれない。

だが、こうした数々のうわさにもかかわらず、アロンソは少なくともあと1年はフェラーリにとどまることになるだろうと考える者も少なくない。

スペイン有数のラジオ局である『Cadena SER(カデナSER)』は、アロンソがシンガポールで担当メカニックたちを連れ出し、「そうした事実無根のうわさに耳を傾けないように」諭したと主張している。

そんな中、最近そうしたうわさが渦巻くことになったのは、フェラーリ内部にその火種があったためだということを新会長のマルキオンネが認めている。

イタリアの『Omnicorse(オムニコルセ)』は、アロンソと、今季新たにチーム代表に就任したマティアッチとの関係がシンガポールにおいて大きく悪化したと報じている。

イタリアGP(第13戦)後に辞任したモンテゼモーロの後任としてフェラーリの新会長となったマルキオンネは、現時点では自ら介入してはいないものの、その問題を認識していることを認め、次のように語った。

「その問題に関しては心配していないよ」

そう語ったマルキオンネは、次のように続けた。

「この件に関してはマティアッチが対処しているし、10月13日以後にこの件について話し合うことにしている」

マルキオンネが言う10月13日というのは、彼が正式にフェラーリでの指揮を開始することになる日だ。

マルキオンネはさらに、フェラーリの来季のドライバーラインアップがまだ正式に確定していないことをほのめかし、次のように続けた。

「私はこれ(現体制維持)でいくつもりだ。だが、その決定についてはドライバー次第だし、彼らが何を望むかということにもよるよ」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック