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小林可夢偉「日本GPでも走れるかどうかは分からない」

2014年09月19日(金)16:47 pm

F1イタリアGP(第13戦)に続き、今週末のシンガポールGP(21日決勝)にも出場することになった小林可夢偉(ケータハム)だが、ホームレースである次戦F1日本GP(10月5日)ではまたシートを失う可能性があると認めた。

新首脳陣によって率いられるケータハムは、ベルギーGP(第12戦)においてスポンサーを持たない可夢偉に代えて、WEC(世界耐久選手権)や日本のスーパーフォーミュラで活躍するアンドレ・ロッテラーを起用していた。ロッテラーはそのときハイプというスポンサーを引き連れていた。

その後、複数のドライバーの名前が可夢偉に代わってシートを獲得するのではないかとうわさされているが、イタリアと今週末のシンガポールではそのまま可夢偉がケータハムのF1カーのコックピットに収まることになっている。

だが、可夢偉の今後については暗雲が立ち込めたままであり、いまだ光明が見えてきていない状況だ。

「ここまでのところ、僕が保証できるのは、ここでレースをするということだけです」

今季第14戦の舞台となるシンガポールでそう語った可夢偉は、現在のスポンサーシップの状況に関する質問を受けると次のように続けた。

「お金はありません」

「確かに、僕には今シーズンいっぱいの契約があります。ですが、F1においては契約など何の意味も持たないこともよくありますからね。それは驚くようなことではありません」

可夢偉は2012年にホームレースの鈴鹿で表彰台に上ったことは非常によく知られているが、もし今年も鈴鹿でレースをするチャンスを広げるためにはスポンサーの獲得が必須条件となるようだ。

「交渉はしてきました」と可夢偉。「ですが、これは簡単なことじゃないんです」

具体的にいくら用意する必要があるのかという質問を受けた可夢偉は、ほほ笑みながら次のように語った。

「分かりませんね。大金でしょう!」

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