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大クラッシュ発生! フォーミュラE開幕戦はバトル多数で見どころ満載!

2014年09月13日(土)18:17 pm

初開催となるフル電動フォーミュラカーによる世界選手権「フォーミュラEシリーズ」が13日(土)に北京のオリンピック公園市街地コース(1周3.44km)で開幕し、日本時間17時から行われた決勝で、ルーカス・ディ・グラッシ(アウディ・スポーツ・アプト)がフォーミュラE初の優勝者となった。アムリン・アグリから出走した佐藤琢磨はリタイアに終わった。

【結果】フォーミュラE開幕戦(北京)決勝の順位、タイム差

2008年に行われた北京オリンピックのために建造された「鳥の巣」との愛称を持つスタジアムの周りに設けられた特設市街地コースを25周で争われた記念すべきフォーミュラEの初レースは、数台がフォーメーションラップでスタートできないという状況でスタート。3周目にはブルーノ・セナ(マヒンドラ・レーシング)がクラッシュし、初のセーフティカー導入も経験するなど、序盤から波乱を予感させる展開となる。

予選は14位だったものの、ほかのドライバーがペナルティーを受けたことにより13番グリッドから決勝をスタートした琢磨は他車と抜きつ抜かれつのアグレッシブなレースを展開する。だが、11周目を迎えたところでトラブルにより失速。いったんはレースに復帰した琢磨だが順位を大きく落とし、結局リタイアに終わっている。

レースが中間点を迎えるあたりから、フォーミュラE独特のルールであるクルマの交換ために各ドライバーがピットインを始める。ここでベテラン元F1ドライバーのニック・ハイドフェルド(ベンチュリ)が2番手に上昇。終盤に激しくポールポジションからスタートしたニコラ・プロスト(eダムス・ルノー)を攻めるハイドフェルド。そして最終ラップに両者が接触。ハイドフェルドのマシンは宙を舞い、激しくウォールにクラッシュし大破する。幸いハイドフェルドにけがはなかったが、歴史的な開幕戦は最後に思わぬ波乱で幕を閉じた。

このクラッシュにより3番手をキープしていた元F1ドライバーのディ・グラッシが最後の最後でトップに立ち、フォーミュラE初のウィナーとなっている。なお、リタイアに終わった琢磨だが、レース中にファステストラップを刻んだことにより、2ポイントを獲得している。

フォーミュラE第2戦はマレーシアのプトラジャヤで11月22日(土)に行われる。

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