F1最大のスポンサーであり、スペイン最大手のサンタンデール銀行会長エミリオ・ボティンが死去した。79歳だった。
サンタンデール銀行の広報担当者は、ボティンが9日(火)夜にマドリードで死去したと発表。イギリス『BBC』は、死因は心臓発作と伝えた。
サンタンデール銀行は、フェラーリの最大のスポンサーであり、スペイン人ドライバーのフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)を強くバックアップしてきた。
フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモーロは10日(水)に次のような声明を出した。
「最も熱狂的なファンであった彼をフェラーリが忘れることはないだろう。われわれがサンタンデールからこれほど大きな支援を得られたのは、彼のおかげだ」
サンタンデール銀行は、2007年にアロンソが加入した年からマクラーレンのスポンサーも続けている。
ボティンの訃報にマクラーレン最高権威のロン・デニスは、「ショックを受け、悲しんでいる」と次のように述べた。
「彼はモータースポーツを愛していた」
「世界は偉大な人物を失った」
『Financial Times(ファイナンシャル・タイムズ)』は、ボティンの娘でサンタンデール英国部門CEOのアナ・パトリシア・ボティンが会長職を引き継ぐのではないかと伝えている。