F1イタリアGP決勝を終え、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが次のようにコメントした。
【結果】F1第13戦イタリアGP決勝の順位、タイム差、周回数、ピット回数
■ルイス・ハミルトン「また勢いを取り戻せた」
決勝/優勝
「まず、表彰台からストレートを埋め尽くしたファンを見て驚かされたよ。みんながこういうレースをさせてくれたんだと思うし、みんなの応援にすごく感謝している! チームにも今週末のパフォーマンスに対しておめでとうと言うよ」
「1-2フィニッシュを決めたいと言ったんだけど、今日はそれが達成できた。この結果は全員にとって重要なものだ。僕にとっては難しいレースだったけれどね。フォーメーションラップのスタートの際にうまくシステムが作動しなかったんだけど、同じことがレースのスタートでも起きてしまった。僕はできる限り速く走ろうとしたし、アクセルを踏みつけながら、うまくいくよう願っていたよ。幸運なことに、それほど順位を大きく下げることはなかったし、ケビン(マグヌッセン/マクラーレン)を追い抜くことができた。それからはフェリペ(マッサ/ウィリアムズ)といい戦いを繰り広げたよ」
「ニコ(ロズベルグ/チームメート)に接近したときには、クルマの感触もよかったし、そのまま後ろに従って走るつもりはなかった。それに、これまでの経験から、唯一のチャンスは新しいタイヤに履き替えてすぐのときだと分かっていたから、そこで狙おうとしたんだ」
「優勝できて本当にうれしい。終盤のレースに向けて、また勢いを取り戻せたように感じるよ」
■ニコ・ロズベルグ「2位は残念だが前向きに受け止めたい」
決勝/2位
「ルイス(ハミルトン/チームメート)は今週末ずっと速かったし、彼が勝利に値すると思う。僕にとってはすごく残念だったのは確かだけどね。僕はターン1でタイヤをロックさせてしまい、タイヤにフラットスポットができるのを避けるために、そのまままっすぐ走り続けることにしたんだ。それによってリードを失ってしまった。でも、彼は僕の後ろですごく速かったし、僕はずっと攻め続けなくてはならなかった」
「でも、今日については前向きな見方もしないとね。2位というのは悪い結果じゃないし、ルイスとの差を7ポイント縮められただけだ。もっと悪い結果になることだってありえたからね。それに、チームにとっても素晴らしい結果になったよ。オーストリアGP(第8戦)以来の1-2達成だ。だからチーム全員のためにうれしく思うし、この素晴らしいシルバーアロー(メルセデスのレースカーの愛称)を用意してくれたみんなにまたお礼を言わないとね。この独特のサーキットでも僕たちが最強のチームだった」
「ティフォシたちは表彰台の上の僕たちにとって素晴らしい雰囲気を作りだしてくれたよ。ストレートが赤一色に染まっていたよ。あれはすごかったね」
「シンガポールGP(21日決勝)を楽しみにしている。あのサーキットは好きだし、昨年は素晴らしい思い出もできたからね」