来季トロロッソからF1史上最年少の17歳でF1デビューが決まっているマックス・フェルスタッペンは、来週F1出走資格であるスーパーライセンスの取得を目指す。
フェルスタッペンはロッテルダムで行われたデモンストレーションで初めてF1に乗ったが、ドーナツターンを披露しようとして低速でバリアに突っ込んでしまった。これはアンチストール機構が原因だったと見られる。
レッドブル育成ドライバーの先輩であるダニエル・リカルド(レッドブル)は、「ドーナツをやるより、サーキットを走るほうが楽なんじゃないかな」と話す。
「見た目より難しいんだよ」
■日本GPフリー走行出走を目指して
フェルスタッペンのF1デビューは、F1日本GP(10月5日決勝)の金曜フリー走行1回目だろうとうわさされているが、それにはスーパーラインセンスが必要だ。
『Speedweek(スピードウィーク)』は、フェルスタッペンが来週、北イタリアのアドリア・サーキットで2年前のトロロッソのマシンで走行する予定だと伝えている。
スーパーライセンスの取得に必要な300kmの走行を見守るため、F1の統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の担当者も同行するという。
日本GPのフリー走行に出走した場合、フェルスタッペンは17歳と4日でF1にデビューすることになる。
■17歳でのデビューに疑問の声
フェラーリのチーム代表マルコ・マティアッチは、フェルスタッペンについて考えを聞かれてこう答えた。
「少し気がかりなのは、レースやカートに近づき始めている何千という子どもたちに誤ったイメージを与えるのではないかということだ」
ロータスの副代表フェデリコ・ガスタルディも17歳でのデビューに疑問を投げかけている。
「彼ら(若手ドライバー)はもっと走行距離を重ねるべきだと思う。昔のように、もっと経験を積んでからにすべきだ」