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フェラーリはロス・ブラウン復帰を望んでいるとチーム代表

2014年09月02日(火)18:11 pm

フェラーリのチーム代表であるマルコ・マティアッチが、かつて技術責任者を務めていたロス・ブラウンに復帰して欲しいと考えていることを明らかにした。

かつて2006年までフェラーリの最高技術責任者を務め、ミハエル・シューマッハとともに黄金期を築いたブラウンは、2008年にホンダのチーム代表に就任。ホンダ撤退後の2009年には自らの名前を冠したブラウンGPでF1タイトルを獲得する活躍を見せた。

その後ブラウンGPは2010年にメルセデスに買収されたものの、ブラウンは引き続き昨年までチーム代表の座についていた。

今年の4月に前任者のステファノ・ドメニカリに代わってフェラーリのチーム代表に就任したマティアッチは、『CNN』に対して最近ブラウンと「何度も」話し合う機会を持ったと語り、次のように続けた。

「誰もがロスと仕事をしたいと思っているし、ロスがフェラーリに戻って欲しいと思っているよ」

「彼は優れた知識と経歴を有しており、F1において大きな尊敬を集める人物のひとりだ。ロスのような人物がいてくれれば誰もが満足できるだろう」

今年5月にはブラウンがマラネロにあるフェラーリ本部を訪れたことが報じられたが、そのときはブラウンもフェラーリもその復帰の可能性を否定していた。

だが、マティアッチはそのときブラウンと「短い時間ながら非常に楽しく」過ごしたと認めている。

2015年にブラウンをチームに呼び戻せる可能性は何パーセントくらいだと思うかと尋ねられたマティアッチは、「そういうゲームみたいなことをするのは好きじゃないんだ」と答え、次のように続けた。

「私は、今いる人材と働かなくてはならないと思っているんだ。いつか加わる人材とではなくてね」

「ジェームス(アリソン)がテクニカルディレクターだし、私はそこを起点として始めたいと思っている。タンゴを踊るには2人が必要だからね」

そう語ったマティアッチは、次のように付け加えた。

「恐らく、ロスは今のままで満足しているんじゃないかな」

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