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井原慶子、ついに今季初優勝!女性で世界初

2014年09月01日(月)22:17 pm

31日、アジアン・ルマン第2戦 富士3時間耐久が富士スピードウェイで開催され、昨年乗っていたオークレーシングからLM P2クラス(モーガン・ジャッド)へ急きょ出場した井原慶子(/ホーピン・タン/デビッド・チェン組)が、女性として世界初、今季自身初勝利を挙げた。

決勝前日の土曜日は白熱した予選となり、チームメートのホーピン・タンが1:34.505を記録し、予選2番手を獲得。ポールを獲得したユーラシアモータースポーツ・オレカニッサン(27号車)は1:34.495で、その差はわずか0.01秒という接戦で、マシンの仕上がりの良さが出ていた。

快晴のもと日曜日の決勝が行われ、スタートドライバーを務めた井原慶子は、スタートに失敗した予選1位の27号車を交わしてトップへ。コンスタントに周回数をマネジメントし首位をキープした。
40分後、27号車のリチャード・ブラッドレーがハイペースで猛追し、井原は2位へ後退。その後、井原は突然コントロールを失うトラブルによりタイヤバリアーへ接触したが、ピットインして迅速に修復し2週遅れでレースに復帰した。

レース開始1時間後、井原から中国人ドライバーのデビッド・チェンに交代、ペースアップさせ1周差まで詰め寄る。

レース開始2時間後、デビッド・チェンからホーピン・タンにドライバー交代し、いよいよ最終スティントへ。トップの27号車よりも10秒速いラップタイムで猛追し、トップへ返り咲いた。

レース終了30分前、27号車は再びブラッドレーにドライバー交代し、ホーピン・タンを猛追するも、レースマネジメントしていたホーピン・タンはそのままチェッカーを受け優勝した。

■井原慶子
マシンは良く、とても良いペースで走れていたので、その状態で走りたかったのですが、担当スティントの最後にトラブルが発生しました。
コーナーに差し掛かったとき、突然、ステアリングの感覚が無くなり、クルマのコントロールを失いました。マシンの異変に気がついてすぐにブレーキを強く踏み込みましたが、止めることはできずにクラッシュしてしまいました。

トラブルはとても不運でした。ギアがスタックしましたが緊急モードへのボタンを押したので、ギアを戻すことができ、ピットに戻ることができたのは幸運でした。ピットではチームが懸命に修復作業をしてくれたおかげでレースに復帰できました。

今回の優勝はとてもうれしいですし、素晴らしい仕事をしてくれたチームとチームメートのおかげです。応援ありがとうございました!

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