バーニー・エクレストンが、政治的に議論の的となっているロシアでのF1グランプリ開催を改めて主張。いっぽうで、北米東海岸ニューヨークの摩天楼を望む一戦については、エクレストン自身も確信が持てない様子だ。
10月中旬のF1第16戦ロシアGP開催を前に、舞台となるソチ・サーキットはFIA(国際自動車連盟)のライセンスを取得。これを受けてエクレストンは、ロシアを取り巻くウクライナやマレーシア機MH17便関連の政情とF1は関連がないと、強気の姿勢だ。
「われわれは契約を交わしたのだ」と、F1第12戦ベルギー開催中のスパ・フランコルシャンで語るエクレストン。「ロシアの友人たちもこの契約には満足している。われわれもハッピーさ。だからロシアへ行くのだ」
「もしロシアについて議論したいのなら、どうぞお好きに。しかし、われわれとは関係ない」と、エクレストンはいう。
これに対して、開催するかどうかエクレストンも分からないのが、米ニュージャージー州市街地のレースだ。
テキサス州オースチンに続く合衆国で二番目のレースは、果たして開かれるのか。そんな問いにエクレストンは、こう答えた。「正直いって、そうは思わない」
「彼らは最初から同じ問題を抱えている。何も変わっていないんだ」