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ザウバー、不振の原因はエンジン

2014年08月21日(木)8:42 am

2014年に入ってスランプの長いトンネルに迷い込んだザウバー。主な原因について彼らは、パワーユニットにあると指摘している。

今季、選手権ポイントをひとつも上げていないのは彼らとケータハムだけだ。

技術主任のジャンパオロ・ダララは20日(水)、ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌とのインタビューで、今期型C33が同チーム最強のマシンでないことを認めている。

だが同時に、次のように話している。「われわれが動力系の納品を受けたのは遅かった。それに関する情報もだ」

ダララが指をさしているのは、もちろん彼らにパワーユニットを供給しているフェラーリだ。エンジン設計者のルカ・マルモリーニはすでにフェラーリを解雇されている。彼らのV6ターボは小柄すぎて非力だったと本人も認めている。

ダララは20日(水)、次のように語った。「初テストは、エンジンについて学ぶと同時に耐久性の問題を洗い出すのがテーマだった。ところが残念ながら、ラップタイムが遅かった」

「数字は正直なものだよ。われわれに欠けているのは、最高速だ」

「われわれのエンジンがメルセデスの粋に達していないのは明らかだ。われわれもフェラーリに協力しているが、できることは限られている。それはフェラーリにとっても同じだ。例のエンジン・ホモロゲーション制のおかげでね」

それでもダララは、シーズン後半戦に向けてザウバーは前進すると、自信たっぷりだ。ロータスやトロロッソに追いついてみせるというのだ。

「ウィリアムズやフォース・インディアは、さすがに手が届かない」と、ダララ。両チームともメルセデスの顧客だ。新しくスタートしたハイブリッド時代をリードするエンジンを作り出したのは、メルセデスである。

ダララはいう。「われわれのGPS分析が正しければ、マシンはウィリアムズと大差ない速さだよ」

「ホッケンハイム(ドイツGP)でわれわれは、高速コーナーの速さがそれほど彼らに劣っていないことに気づいたのだ。むしろ直線やブレーキング時にタイムを失っている」

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