トヨタ、海外好調で4～6月期営業益4％増の6900億円

5日、トヨタ自動車が2014年4～6月期連結決算を発表、売上高は前年同期比2.2％増の6兆3906億円、営業益は前年同期比4.4％増の6927億円だった。国内の消費増税による影響は出たものの、海外販売の好調や円安効果により補った。

■連結決算内容　2014年4～6月期（前年同期比）
売上高　6兆3906億円（2.2%増）
営業利益　6927億円（4.4％増）
当期純利益　5877億円（4.6%増）

■世界販売台数　2,241,000台（0.4%増）
日本　506,000台（4%減）
北米　710,000台（3%増）
欧州　207,000台（7.2%増）
アジア　385,000台（2.3%減）
その他*　433,000台（0.7%増）
*中南米、オセアニア、アフリカ、中近東など

■日本の営業利益　3,659億円（901億円減）営業利益率11.1%
消費増税の影響による販売台数の減少、車種構成変化の影響などにより減益。

■北米の営業利益　1,497億円（461億円増）営業利益率6.6%
販売台数の増加、原価改善努力により増益。

■欧州の営業利益　108億円（56億円増）営業利益率1.7%
販売台数の増加、原価改善努力により増益。

■アジアの営業利益　1,103億円（62億円増）営業利益率9.2%
原価改善努力、為替変動により増益。

■その他地域の営業利益　340億円（84億円減）営業利益率5.8%
生産台数の減少、為替変動により減益。

■2015年3月期の連結業績見通しは据え置き
売上高　25兆7000億円
営業利益　2兆3000億円
純利益　1兆7800億円