7月31日(木)付でフェラーリを離脱したことが正式に発表されたばかりのルカ・マルモリーニだが、今後エンジンサプライヤーのルノーに加わるようだ。
フェラーリでエンジンと電子機器の責任者を務めていたマルモリーニの離脱に関しては、新たなV6ターボ時代の幕開けとなった今季、エンジンのパワー不足による成績不振の責任を取らされたものだと考えられていた。
だが、マルモリーニは、フェラーリの技術者を何人かひきつれて、やはり今季苦戦を強いられているF1エンジンサプライヤーであるルノー・スポールF1へ移ることになっているという。
これは、イタリアの『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』が伝えているもので、マルモリーニの移籍はルノーの組織再編成の一環をなすものだとしている。ルノーはこれまでレッドブルとともに4年連続でF1タイトルを獲得してきていたが、やはり今季の新V6エンジンの開発に出遅れていた。
『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』によれば、このニュースは数日中に正式に発表されるだろうとしている。
さらに、F1はちょうどこれから1か月弱の夏休みに入ったところだが、このマルモリーニ以外にもいくつかの動きがありそうだ。
イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』は、トロロッソのエンジニアであるローラン・メキース(ビークルパフォーマンス責任者)がチームを移籍するようだと報じている。
そして、そのトロロッソには、ケータハムで設計・製造責任者の地位にあったジョディ・エギントンが加わることになると報じられている。エギントンは、新たにケータハムの実質的な運営責任者となったコリン・コレスによって解雇された40名に及ぶメンバーのひとりだった。