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F1に重量ハンデ制を検討か

2014年07月27日(日)19:47 pm

F1を盛り上げるため、「サクセスバラスト制度」を導入する案が浮上しているようだ。

【画像】F1ハンガリーGP(随時更新)

サクセスバラストは、選手権のポイントに応じて重量のハンディキャップを加える制度で、世界ツーリングカー選手権(WTCC)など、FIA(世界自動車連盟)が統括するほかのカテゴリーでも採用されている。

F1第10戦ドイツGPでは、観客数の減少が注目を集めた。オーストリアの『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』紙は、続くハンガリーGP(27日決勝)でもチケットの販売が30%減少していると報じている。

こうした状況に危機感を抱くF1最高責任者のバーニー・エクレストンは、26日(土)にハンガリーGPのパドックでチーム代表らとミーティングを行い、そこでサクセスバラストを導入する案が話し合われたようだ。

■ブリアトーレが人気向上のアドバイザーに?

また、エクレストンは新たにF1の人気向上に取り組むワーキンググループを設置すると見られており、その責任者をかつてベネトンやルノーのチーム代表を務めていたフラビオ・ブリアトーレが務めるとスペインの『AS』などが報じている。

ブリアトーレは、ルノーのチーム代表時代、当時チームのナンバー1ドライバーだったフェルナンド・アロンソ(現フェラーリ)のレースを有利に展開するため、チームメートのネルソン・ピケJr.に対して故意にクラッシュするよう命じた「クラッシュゲート事件」によって、F1から追放処分を受けた。

メルセデスAMGビジネス部門のエグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフは、このミーティング後にブリアトーレのうわさについて聞かれ、次のように答えた。

「一緒に話し合うことになる人たちが2、3人いる」

■必要なのは、ドライバーがヒーローであること

レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、イギリスのテレビ局『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』にこう話している。

「チームは集まって、いろいろ話し合う」

「われわれにとって必要なのは、ドライバーがヒーローであること。クルマは二の次であるべきだ。そうするために、ドライバーと接する手段を増やす必要がある。ファンがそのヒーローたちとかかわれるようにしなければならない」

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