ドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』誌が23日(水)、マクラーレンとメルセデスAMGが、4年連続F1チャンピオンであるレッドブルのセバスチャン・ベッテル獲得に狙いを定めたと報じた。
■【ドイツGP後】F1ポイントランキング(ドライバーズ/チーム)
『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』によれば、メルセデスAMGでは、ルイス・ハミルトンとの現在の契約が満了した後、2016年からニコ・ロズベルグのチームメートとしてベッテルを迎え入れたいと考えているという。ベッテルとレッドブルの現在の契約も2015年までとなっている。
ベッテルに関しては、ロン・デニス率いるマクラーレンも、ルイス・ハミルトンやフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)とともに、獲得を視野に入れているとうわさされていた。
そして、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、マクラーレンがベッテルに対して「べらぼうな」金額でオファーをしてきたと語った。
「もちろん、彼らはベッテルに照準を合わせているよ」とマルコは付け加えている。
興味深いことに、メルセデスAMGのビジネス担当エグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフは、同チームがベッテルに対して興味を抱いているという話を否定しなかった。
「この世界は、自分たちの計画を公表するには、あまりにも競争が激しすぎるからね」
そう語ったヴォルフは次のように続けた。
「我々も何人かのトップドライバーたちとは話をしている。上位チームはすべて彼らをめぐる戦いをしているよ」
「我々が決定に至るころまでに、市場がどういう展開を見せるのかをつかんでおきたいと思っている」