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可夢偉はどうなる? 縮小が進むケータハムから控えドライバーのロッシが離脱

2014年07月16日(水)20:47 pm

小林可夢偉が所属するケータハムで控えドライバーを務めるとともに、同チームから下位カテゴリーであるGP2シリーズへ参戦していたアメリカ人ドライバーのアレキサンダー・ロッシが、チームを離脱したことが明らかとなった。

ロッシは2012年からケータハムのテストドライバーを務めており、昨年は母国で開催されたアメリカGPなどでフリー走行1回目を担当。今年もカナダGP(第7戦)で可夢偉に代わってフリー走行1回目に出走したほか、またアメリカGP(11月2日決勝)でもフリー走行1回目を担当することが発表されていた。

だが、ケータハムの設立者であり、前チームオーナーのトニー・フェルナンデスによってチーム運営が行われていた時代は終わり、新オーナーによって買収された現在のケータハムは、かつてHRTでチーム代表を務めていたコリン・コレスと、新チーム代表であるクリスチャン・アルバースによって率いられている。

そのコレスは、イギリスのリーフィールドに本部を構える300人強の人員を、近いうちに3分の1ほどまでに縮小する計画だとし、『Reuters(ロイター通信)』に次のように語っていた。

「時には、歓迎されない決定を行うしかないものだ」

事実、ケータハムの多くのスタッフが今週の月曜日(14日)から火曜日(15日)にかけて、余剰人員であるとの宣告を受けたものと考えられている。

そして、16日(水)にはロッシがケータハムを去ることが明らかとなった。今週末に開催されるF1ドイツGP(20日決勝)のサポートレースとして行われるGP2のレースに出走する予定となっていたロッシは、もはやレースには出ないことを明らかにし、自身のフェイスブックに次のようなコメントを書き込んでいる。

「これから、また先へ進む時だ」

「僕の目標はF1に進み、このスポーツに貢献することだ。僕は自分の次のステップに関しては自信もある。アメリカでこのスポーツをさらに大きく成長させる素晴らしいチャンスもあるし、完ぺきなタイミングだと信じているよ」

ロッシ自身は、今回の決定については新たなチームマネジメントとの話し合いによって決定されたものだと語っている。

現在のケータハムのレースドライバーである可夢偉と、そのチームメートであるマーカス・エリクソンの2人については、少なくとも今週末のドイツGPと2周連続開催となる来週末のハンガリーGP(27日決勝)まではレースシートが保証されていると考えられている。

だが、コレスは、ケータハムではさらに大きな変化も起こり得ると示唆し、次のように語った。

「私が最後にF1でクビにしたドライバーはクリスチャン・アルバースだったよ」

「そして、彼は今では私のチームの代表だ。それを考えれば、私が人に対してどのように対処しているかが分かってもらえるはずだよ」

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