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【画像】井原慶子、一日警察署長として時速320kmのル・マンカーから、春日井署のパトカーに乗り換え交通安全をPR

2014年07月15日(火)18:16 pm

ル・マン24時間へ3回目の挑戦にして念願の日本人女性初入賞を成し遂げた国際レーシングドライバー井原慶子が帰国後、夏の交通安全週間に合わせて「愛知県交通死亡事故全国ワースト1」という汚名返上へ向け、1日警察署長として 「ストップ・ザ・交通事故キャンペーン」を実施した。

■【ル・マン画像と一日警察署長の画像】井原慶子、一日警察署長として時速320kmのル・マンカーから、春日井署のパトカーに乗り換え交通安全をPR

レースクイーンのアルバイトからスタートした井原にはさまざまな肩書があるので、ここで一度おさらいしてみよう。

■国際人
●「国際レーシングドライバー」=2014年ル・マン24時間レースに出場、3度目の参戦で日本人女性初の完走・入賞。時速320kmを超えるレーシングカーを笑顔でドライブする名実ともに世界最速の女性ドライバー。
●「FIA(国際自動車連盟)ドライバー委員」=もちろん日本人、アジア人として初選出され、世界の女性の代表。”同僚”は歴代の元F1チャンピオンたち。
●「FIAウーマン・イン・モータースポーツ委員」=FIAのアジア人・日本人女性代表評議員。
●「愛知県春日井市広報大使」=春日井市を日本へ、世界へ発信。
●「日米リーダーシッププログラム日本代表フェロー」=日本と世界の架け橋として活躍。

■日本とクルマの未来を創造
●「経産省自動車会議メンバー」
●内閣官房の国家戦略室「世界で活躍し『日本』を発信する日本人プロジェクト」選出、国家戦略大臣賞受賞(2012年)
●「BMW i アンバサダー」=エコでパワフルな電気自動車のアンバサダー。

■教育者
●「慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特別招喚准教授」
●高等学校で使用される教科書に「男女雇用機会均等法」などのロールモデルとして掲載
●「著者」=「崖っぷちの覚悟」を出版
●「講演家」=日本各地で講演を続ける。
●「地域でのキッズイングリッシュスクール開講」

これだけ書き起こすだけでも一苦労だが、それをこなしている井原のバイタリティーにはあらためて驚かされる。

2014年7月14日(月)朝、井原が向かったのはフランスのル・マン市にあるサルテサーキットではなく、愛知県警春日井署とイオン春日井店。

この日「1日警察署長」に任命された井原慶子”1日警察署長”は、世界中の一般道を走ってきた経験と、FIA委員として世界のセーフティードライブを議論・提言する立場としての経験を生かし、愛知県交通死亡事故全国ワースト1という汚名返上へ向け、伊藤太春日井市長やマスコットキャラクターの道風(とうふう)くん、園児とともに、ストップ・ザ・交通事故キャンペーンで交通安全をPRした。

■井原慶子1日警察署長(7月14日付)
「ゴールドの警視正バッジがついた警察署長制服に袖を通すと緊張しました。パトカーでパトロールに同行し、幼稚園児たちと市民に安全を呼びかけている中で、あらためて自分の運転や安全について見直す機会にもなりました」

■安全への意識と運転マナーを向上させたい
「世界のほかの国から見ても日本の運転マナーは決して良いものとは言えず、夏の交通安全運動を機に今一度市民・県民の皆さんと一緒に、安全に対する意識とマナーを高めていけたらと思います」

■愛知県はなぜ交通事故ワースト1なのか?どうすれば回避できるのか?
「愛知県で事故が多い要因の一つに、幅広く走りやすい道路環境がある中で、ドライバーがスピードの加減速をコントロールできていないことがあげられます。交差点や横断歩道で安全確認できるスピードまで減速しきれていないことが事故につながっています。また、夏は、子どもや高齢者が事故に巻き込まれるケースや飲酒運転が心配されるので、ゴールまで安全運転をみんなで心がけられたらと思います」

■【ル・マン画像と一日警察署長の画像】井原慶子、一日警察署長として時速320kmのル・マンカーから、春日井署のパトカーに乗り換え交通安全をPR

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