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ライコネンのクラッシュをラウダが批判

2014年07月08日(火)20:26 pm

F1第9戦イギリスGPで大クラッシュをしたキミ・ライコネン(フェラーリ)について、原因は本人にあると批判する声がある。

■【写真】F1イギリスGP(随時追加)

ライコネンはイギリスGP1周目にコースアウト、コースに戻る際に芝生とアスファルトの段差でマシンが跳ねてコントロールを失い、右側のガードレールへ激しくクラッシュした。

ライコネンのマシンは再びコースにはじき返され、あとから来たフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)と接触。さらに、吹き飛んだタイヤがマックス・チルトン(マルシャ)のすぐ近くに当たった。

観客がそのシーンを撮影した写真を見ると、チルトンのヘルメットすれすれにタイヤがぶつかっていることが分かる。

「ぞっとする瞬間だった」とチルトンも話している。

■ライコネンへの批判

通常ドライバーはレースウィークの前にコース下見を行い、注意すべき変則的な箇所などを確認する。しかしライコネンは下見をしないため、それが今回のクラッシュにつながったという批判もある。

3度のF1チャンピオンでメルセデスAMGの非常勤会長であるニキ・ラウダもライコネンを非難している。『AFP通信』が伝えた。

「コースアウトしたんだ。それなら、なぜ全開で戻ってきてクラッシュしたりする?」

「まったく不必要だった」

このクラッシュで破損したガードレールを修復するため、レースは約1時間中断した。このこともラウダは「ばかばかしい」と批判している。

「F1のこういう過保護なところ、あまりにも慎重で、何でも管理し、規制し過ぎるところには、はらわたが煮えくりかえるよ」とラウダは話している。

ラウダは、中断中に視聴者がチャンネルを変えてしまうと指摘していたが、この日はほかにもツール・ド・フランスやウィンブルドンなどがあり、実際にイギリスGPの視聴率は2006年以降で最悪だったことが分かっている。

■ライコネンはテストに参加せず

ライコネンは、くるぶしのあざと膝の痛み以外にケガはなかった。しかし、イギリスGPに続いてシルバーストン・サーキットで行われている合同テストには参加しない。

フェラーリからは、テストドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサとフェラーリの育成ドライバーであるジュール・ビアンキ(マルシャ)が出走する。

ライコネン本人は「走りたがっていた」とフェラーリの広報担当は話している。

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