F1の新V6ターボ時代に苦戦しているルノーでトップが交代した。
10日(木)、ルノースポールF1の社長だったジャン・ミシェル・ジャリニエが「一身上の都合」で引退し、ジェローム・ストールが引き継ぐと発表された。
また、ケータハムのチーム代表だったシリル・アビテブールが古巣のルノーに戻り、新たに作られたマネジングディレクターに就任した。
アビテブールは36歳のフランス人。20代前半からルノーで働き、2010年にルノーF1チームの役員となった。その後2012年からケータハムのチーム代表を務めていたが、ケータハムは売却されオーナーが変わったことが前日に発表されたばかりだった。
ルノーはアビテブールの元でさらに構造改革を進め、来年以降に向けたV6ターボエンジンの改良を加速させるのではないかとうわさされている。
F1第8戦オーストリアGPでは、ルノーのワークス待遇を受けるレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーが「ルノーは変わる必要がある」と不満をあらわにしていた。