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モンツァには「サヨナラだ」とF1のボス

2014年07月02日(水)6:44 am

現在、F1イタリアGPの舞台となっているモンツァ・サーキットが、2016年限りでF1カレンダーから消えてしまうことになるかもしれない。

イタリアのモンツァ・サーキットは、正式名称を「アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ」といい、現在のF1カレンダーの中ではかつてのヨーロッパでのF1を象徴する最後の砦(とりで)的存在だ。だが、F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、2016年のレースが終われば、その時点でモンツァには別れのあいさつをするだろうと語っている。

「イタリアの観客はほかのどこよりも少ないんだ」

『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』にそう語ったエクレストンは、現在契約が行われている2016年まではそれを途中で解約するようなことはないと認めたものの、その後についての見通しは「よくない」とし、次のように続けた。

「契約を更新することになるとは思わないね。商業的観点から見れば、これまでの契約は我々にとっては悲惨だったよ。2016年のレースが終わったら、サヨナラだ」

エクレストンがこういう発言をした裏には、フェラーリ会長であるルカ・ディ・モンテゼモーロにチャンスを与えようという思惑があるのかもしれない。モンテゼモーロがムジェロでF1を開催したいと思っていることはよく知られていることだ。

モンテゼモーロとはすでにこの件に関して話し合いをしているのかと尋ねられたエクレストンは、「いや、私はまだ何の申し出も受けてはいないよ」と答えている。

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