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ケータハムが残るより3台目のフェラーリを走らせたほうがいいとF1のボス

2014年07月02日(水)18:55 pm

少し前からケータハムがF1参戦を取りやめるのではないかとのうわさが渦巻いているものの、F1最高責任者のバーニー・エクレストンは一向に動じる気配がない。

エクレストンは先週、オーストリアのメディアに対し、財政的に苦しみ不満の声を上げている小規模チームが資金問題によってF1を撤退することになるのは「喜ばしいこと」だとさえ語り、さらに次のように付け加えていた。

「このゲームに参加する余裕がないのであれば、ここから出て行くべきだ」

その後、ケータハムのチーム設立者であるトニー・フェルナンデスは自らのツイッターに、F1プロジェクトは「うまくいかなかった」とつぶやき、チームは約2,000万ユーロ(約27億7,000万円)とも言われる負債も含めて売却されたと伝えられている。

それでも、83歳のエクレストンはこうした小規模チームの窮状に接しても同情するどころか、まさにそれを歓迎するといった姿勢をより強めている。

エクレストンはイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語った。

「彼らは止めるべきだ。もし資金がないのであれば、チームをたたむべきだよ。私はF1を各チーム3台体制の8チームにしたって構わないんだ」

「3台目のフェラーリが走るのと、ケータハムが走るのと、どちらを見たいと思う? フェラーリはアメリカで新たなスポンサーを見つけるかもしれないし、アメリカ人ドライバーを乗せるかもしれない。素晴らしいじゃないか」

エクレストンは、フェラーリが強さを取り戻してくれれば、現在F1が抱えているテレビ視聴者減少というような問題の解決にもつながっていくだろうし、ケータハムが残ったところで何の役にも立たないと、さらに次のように続けた。

「もしフェラーリが予選や決勝で1-2を独占するような形で始まっていれば、どこであってもテレビの視聴率は改善されていただろう。フェラーリは世界的に愛されているからね」

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