F1オーストリアGP決勝を終え、レッドブルのダニエル・リカルドとセバスチャン・ベッテルが次のようにコメントした。
■【結果】F1オーストリアGP決勝レース、タイム差、周回数、ピット回数
■ダニエル・リカルド「スタート後のターン1の攻め方を間違えた」
決勝/8位
「今日は不満が残るよ。1周目に順位を落とすのは決して気分のいいものではないからね。スタート直後は、実際今年の中ではいいスタートが切れたほうだったんだ。でも、内側にいたケビン(マグヌッセン)のほうがいいスタートが切れていたね。外側からかわしていこうとしたんだけど、それが間違いだったよ」
「外側だと基本的に大きくスピードが落ちてしまうからね。それで長いストレートでやられてしまったんだ。僕たちはもともと長いストレートには苦しめられていたし、コーナーの立ち上がりで失敗すればなおのことだよ。だから自分自身に腹が立ったし、もし内側に切り込んでいたら、もっとうまくやれていたかどうか確認してみないとね」
「そこからはほかのドライバーたちに追いつこうと頑張った。でもそれができるだけの速さがなかったんだ。最後になんとかフォース・インディアを追い抜くことはできたけど、それまではだめだった。最終ラップで追い抜きができたときは少しだけ笑顔になれたよ。でもそれ以外は僕たちにとっていいレースではなかった。もっと頑張らないとね」
■セバスチャン・ベッテル「こういうこともレースの要素のひとつだ」
決勝/リタイア
「(エンジンの)走行距離をセーブしたかったからクルマを止めたよ。セーフティカーが出てくれるのを期待していたけれど、出てきてくれなかった。もちろん、シーズン前半はひどい状態だったよ。何度かリタイアもあったし、ほかの問題も抱えたしね。でも、こういうこともレースの要素のひとつだと思うよ。同時に、今日は多くのことを学ぶこともできたよ。それに、ダニエル(リカルド/チームメート)が何ポイントかとってくれてよかったよ」
「もう慣れちゃったと言ってはまずいだろうけど、ここまで多くの問題を抱えたのは間違いないし、問題が起きても冷静でいられるようになったよ。ペースは問題なかったし、ソフトタイヤではかなりの距離を走行できていた。でも周回遅れになってしまっていたし、結局は走行距離をセーブしようと決めたんだ」