F1オーストリアGP2日目を終え、ケータハムの小林可夢偉とマーカス・エリクソンが次のようにコメントした。
■【結果】ウィリアムズ1-2!F1オーストリアGP予選のタイム、ギャップ
■小林可夢偉「今年の予選で最高の走りができた」
フリー3/19番手
予選/20番手
「ここでは、これまでのいくつかのレースとは異なることをセットアップで試してみました。クルマはうまく改善されましたし、直接的なライバルとの差を縮めることにつながりました。これにより、ほかのサーキットでももっと力が発揮できるようになるはずです」
「オーストリアのような空力設定による変化があまり大きくないサーキットでセットアップの変更がうまく作用したということは、シルバーストンのようなサーキットではさらにうまく機能するはずだと信じています。そこでは空力のパフォーマンスの重要度がさらに大きくなりますからね。これはサーキットのみんなやファクトリーにいるみんなにとっても大きな後押しになると思います」
「この変更のおかげで、僕は今シーズンの予選で最高レベルのラップをすることができたと思っています。あとコンマ1秒ほど改善の余地はあったかもしれませんが、それでも1周を通じて全力で走りましたし、今週末ここまでのタイムからすれば、直近のライバルたちにかなり接近した位置で終えられたことをうれしく思っています」
「明日のレースはこれによりすごくワクワクするものになるはずです。明日はターン1からほかのクルマのグループと戦うことになりますし、戦略やピットストップが大事になります。それについては、計画と実践のどちらにおいても、僕たちは今年すごくうまくやれてきています。明日はそれがいつもよりもさらに重要な役割を演じることになると思います」
■マーカス・エリクソン「決勝では運も味方してくれると思う」
フリー3/20番手
予選/22番手
「フリー走行3回目の1周目から、クルマには満足できるようになっていた。トラクション(加速力)は改善されていたし、バランスもよくなって、運転しやすくなっていたよ。ブレーキングにもっと取り組みたいと思っていたんだ。それによってもっとタイムが改善できるはずだからね。そして予選や決勝に向けて少し改善できたと思う」
「予選Q1ではスーパーソフトで2回走行したんだけれど、うまくクリーンなラップをまとめることができず、本当に残念なタイムで終えることになってしまった。順位表を見ると、ルノーエンジンを使っているチームはみんなパワー不足に悩まされているみたいだね」
「それに、この短いサーキットではかなりクルマが混雑するから、それにも対応しなくてはならない。僕はアタックラップをしているとき、いずれも3つのセクターをうまくつなぎ合わせることができなかったんだ。だから、僕のタイムは本当の力を表しているものではないよ。でも、終わったことはもうどうしようもないけどね」
「これからはレースに集中するし、今日の埋め合わせをしようと決意している。僕たちはここで燃料を多く搭載したときはまずまずだったし、少しは運も味方してくれるんじゃないかと思う。だから、明日はいい結果になることを期待しているよ。いずれにしても、僕は自分にできる限りの仕事をやり続けるよ」