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エンジン開発に手こずるルノー、独自エンジンの準備を進めるレッドブル

2014年06月22日(日)7:14 am

メルセデスエンジンに大きく後れを取っているルノーだが、今シーズンについてあきらめてはいない。

■【結果】ウィリアムズ1-2!F1オーストリアGP予選のタイム、ギャップ

ルノーエンジンを使うチームは、F1オーストリアGP(22日決勝)に新しいトタル製燃料で臨む。レッドブル、トロロッソ、ロータス、ケータハムの4チームだ。これで馬力が向上するという。

しかし、ルノーのレミ・タフィンは、シーズン中の開発を実質凍結するルールがあるため、大きな進歩をはかる道は限られていると話す。

2015年に向けたプロジェクトについて聞かれたタフィンは、「来年に切り替えたということではない」と念を押しながらも、「ただ、(2015年の開発については)自由な領域は大幅に増える」と答えている。

「変更したい点は分かっている」とタフィンは説明する。「エンジンにはいくつか修正すべき点があるが、それは2、3ヶ月でできることではない」

■レッドブルは独自エンジン開発への準備中?

非力なルノーエンジンに業を煮やしたレッドブルは、独自エンジンの開発に乗り出そうとしていると言われている。

レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、突拍子もない話ではないとオーストリアGP開催中のレッドブルリンクで次のように説明した。

「(オーストリアには)エンジンに関して高い技術を持つ企業がたくさんある」とマルコは話す。ターボチャージャーでルノーと技術提携している「パンクル社はここから30kmのところにある」また、「AVL(エンジン・ パワートレイン開発会社)は70kmのところだ」とマルコ。

独自エンジンの開発を検討しているのかと元F1ドライバーのマーティン・ブランドルに聞かれると、マルコはこう答えた。

「絶対ないと言うべきではない。われわれは、あらゆる選択肢を検討している」

ただし、「2015年は絶対にルノーと共にやる」とマルコは断言している。

ドイツの『Bild(ビルト)』紙は、エンジン開発にレッドブルは真剣だと報じている。

「レッドブルは、シルバーアロー(メルセデス)のエンジン屋を大勢引き抜こうと画策している」と『Bild(ビルト)』は伝えている。

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