レッドブルのホームレースとも言えるF1オーストリアGP(22日決勝)だが、ここでもトップ争いはメルセデスAMGのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが演じることになりそうだ。
■【結果】F1オーストリアGPフリー3回目のタイム、ギャップ
20日(金)にフリー走行をトップで終えたハミルトンは、「追いかけるほうが力が引き出されるのは間違いないね」と話している。
「前にいると、無防備で、すきだらけになったような気がするものだよ。どんなミスをしても追いつかれてしまう。だから、そういうプレッシャーをかけ続けていきたいね」
ハミルトンは、第6戦モナコGP、第7戦カナダGPとロズベルグの後じんを拝しているが、それを止めるだけでなく、ロズベルグを圧倒したいと語っている。そのお手本がMotoGPの若きチャンピオン、マルク・マルケスだ。
「マルケスが7連勝したのを見たばかりなんだ」とハミルトン。「刺激を受けたよ。“すごい、俺もこれをやらなきゃ”と思ったんだ。それが今の目標だよ」
しかし、ロズベルグも心理戦では負けていない。
スペインの『AS』紙から、負けたときのハミルトンの反応について聞かれたロズベルグは、こう答えた。
「僕が勝ったときに彼が怒っても、気にしないよ」
「聞こえは良くないけれど、正直、自分が優勝すれば僕はハッピーなんだ。彼がハッピーでもそうでなくてもね。少しだけで、あまり気にしないよ」