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フェラーリの2015年型F1カーの暗号名は「666」

2014年06月13日(金)16:54 pm

フェラーリのテクニカルディレクターであるジェームス・アリソンはすでに2015年型フェラーリF1カーの設計に注力しているようだ。

フェラーリでは、2007年に同チームにとって最後のF1タイトルを獲得したキミ・ライコネンを今季のドライバーラインアップに加えたものの、2014年は非常に厳しいシーズンを迎えることとなった。

フェラーリの2014年型車であるF14 Tが非力であることがその最も大きな原因ではあるが、チームメートのフェルナンド・アロンソに対して明らかにパフォーマンスと結果が見劣りするライコネンに対する風当たりも大きくなってきている。

『Autosprint(オートスプリント)』のアルベルト・アントニーニ記者は、ライコネンは、これまでフェリペ・マッサが務めていた役割を引き継いだようだと書いている。マッサもチームメートのフェルナンド・アロンソとの戦いには苦戦を強いられていた。

アントニーニ記者は、「現時点では、チームがキミに対してできる限りのサポートを行ったことは明らかだ。それがいつまで続くのかは分からない」と書いている。

ライコネンはフェラーリとの間に2015年まで契約を結んでいるが、フェラーリではすでにライコネンとの契約破棄を考えているといううわさもささやかれている。

だが、アロンソでさえ今シーズンまだ一度しか表彰台に上ることができていない現状を考えれば、ライコネンだけに不振の責任を押し付けるわけにはいかないだろう。いずれにしても、競争力のあるクルマにしなくては、いかに名ドライバーとはいえ、F1タイトルを獲得するチャンスはない。

そして、フェラーリではすでに来シーズンに向けた計画に取り組み始めている。

『Omnicorse(オムニコルセ)』は、アリソンが先週末のカナダGP(第7戦)に姿を見せていなかったと指摘。それは昨年の9月にロータスから移籍してきたアリソンにとって、フェラーリで初めて担当することになる2015年型車の設計に集中していたためだとしている。

現在そのフェラーリ2015年型F1カーは「666」という暗号名で呼ばれているという。

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