マツダは10日(火)、新世代技術「スカイアクティブ・テクノロジー」を採用した1.5Lクリーンディーゼルエンジン「スカイアクティブD1.5」を新開発し、新型「デミオ」に搭載すると発表した。
「スカイアクティブD1.5」は既に「CX-5」などに搭載されている「スカイアクティブD2.2」同様、低圧縮比の採用による「理想の燃焼」が追求されたもので、高価な窒素酸化物(NOx)後処理装置を装着することなく高い環境性能とトルクフルな動力性能を実現するもの。
この「スカイアクティブD1.5」が搭載される新型「デミオ」は、ポスト新長期規制をクリアするディーゼルコンパクトカーとして日本市場に導入されることになる。アイドリングストップ技術「i-stop」(アイ・ストップ)、減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」(アイ・イーループ)と高効率トランスミッション「スカイアクティブドライブ」や「スカイアクティブMT」と組み合わせることにより、走る楽しさとともに、ハイブリッド車、軽自動車を除く内燃機関搭載車としては最高のモード燃費と大幅な実用燃費の改善が実現されたものとなる見込みだ。
新型「デミオ」の詳細はまだ明らかにされていないが、今年3月にジュネーブモーターショーでこの「スカイアクティブD1.5」搭載して公開されたコンセプトカー「跳(HAZUMI)」が時期デミオのベースであると言われており、このコンセプトモデルのデザインが踏襲されたものになると考えられる。新型「デミオ」の発表・発売は今年の夏以降と言われている。