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ルノーに対し損害賠償請求もちらつかせるレッドブル

2014年06月01日(日)20:27 pm

レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコが、同チームにワークスエンジンを供給しているルノーに対し、損害賠償を請求するかもしれないと語った。

先週、マルコはルノーに替えてフォルクスワーゲンにF1エンジンを供給させることを考えているとほのめかしていた。

マルコはそのとき、6月22日(日)に決勝が行われるF1オーストリアGPが、ルノーエンジンがレッドブルの意に沿う性能を発揮するための最終期限だとし、「我々はそこで、将来のエンジンパートナーを決定しなくてはならない」と、ドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に語っていた。

ルノーは、今シーズンから導入されたV6ターボエンジンの開発に大きく出遅れ、ライバルのメルセデスに対して大きく後れをとっている。

シーズン開幕後、徐々に競争力を回復させてきたルノーエンジンだが、それは世界的エナジー飲料メーカーであるレッドブルが所有する2つのチーム、すなわちレッドブルとトロロッソがその性能改善に協力したことに負うところも大きい。

マルコは5月27日(金)に、『Bild(ビルト)』紙に対し、レッドブルはそのために多額の費用を投じてきたとほのめかし、次のように語った。

「今、正確な数字を語ることができる段階ではないが、ルノーがうまく機能してくれなかったせいでかなりの額を費やすことになった」

「シーズンはまだ終わっていない。最後に、我々の財務担当部署が明細書を作成することになる。そうすればルノーによってどれだけの損失を被ったかが分かるだろう」

さらに、マルコは、金銭的な損失だけが問題なのではないとし、次のように付け加えた。

「我々が受けたイメージダウンという損害は、すでに修復は不能だよ」

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