バーニー・エクレストンの後継者問題でニキ・ラウダは24日(土)、立候補を否定した。
ご存じのとおりエクレストンは汚職事件で裁判中の身だ。23日(金)には、ラウダが後任にふさわしいと語っていた。3度のF1世界チャンピオンにしてメルセデスAMG会長の肩書は申し分なく、「明日にでも」指名は可能だという。
ところがラウダの考え方は違う。
「いやいや、F1のトップなんてごめんだよ!」と、ドイツ『Bild(ビルト)』紙に話すラウダ。
「私にはメルセデスAMGの仕事がある。契約は2017年いっぱいまでだ。ありえない未来について考えるヒマはないね」
だが、メルセデスAMGとの契約が切れた後は?その頃エクレストンは、何と87歳だ。
「私の名前は削除してくれ」と、ラウダはにべもない。「バーニーの後任にどうかなんてきかれたこともないよ。話は以上だ」
ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、ラウダのこんなコメントを紹介している。「どうせ質問するなら、月旅行をしたいかどうかきいてくれ」