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アメリカ人ドライバーが8年ぶりの優勝。佐藤琢磨は19位/インディ500

2014年05月26日(月)9:39 am

アメリカのインディアナポリス・モーター・スピードウエイで25日(現地時間)、世界有数の自動車レースである第98回インディ500マイルレースが開催され、アメリカ人ドライバーのライアン・ハンターレイ(アンドレッティ・オートスポーツ)が優勝した。2位はエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)、3位はマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポーツ)だった。日本人元F1ドライバーの佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)は19位だった。

1周2.5マイル(約4km)のコースを200周で争われるレースは、序盤から中盤にかけて全くフルコースコーションが出ない珍しい展開となり、テンポよく進展。だが150周目にクラッシュが発生してこの日初めてのフルコースコーションが出ると、その後は一転してクラッシュが多発する展開となる。レースが大詰めを迎えた192周目にもクラッシュが発生。このままイエローコーションのもとでのゴールとなるかと思われたが、レースオフィシャルは赤旗を出し、いったんレースを中断。コースの整備が終了した時点で194周目からレースが再開された。

最後にスプリントレースの様相を呈したレースは、ハンターレイ、カストロネベス、アンドレッティの3台が三つどもえの争いを繰り広げたが、最後の1周となったところでトップに立った2012年のインディカー・チャンピオンであるハンターレイが、過去3度インディ500を制しているブラジル人ドライバー、カストロネベスの追い上げをかわしてインディ500史上2番目となる0.06秒差というきん差で初優勝をとげた。アメリカ人ドライバーがインディ500で優勝したのは2006年のサム・ホーニッシュJr.以来8年ぶりとなる。

現在、日本人として唯一インディカーに参戦している佐藤琢磨は、予選23番手からスタートすると、徐々に順位をばん回し、終盤には一時5番手を走行。だが、クラッシュしたほかのクルマのパーツによりクルマがダメージを受けたことにより、最後のリスタート前にピットインを余儀なくされ、大きく順位を落として19位でフィニッシュしている。

また、かつてウィリアムズ、マクラーレンで活躍し、今シーズンからインディカーに復帰したファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)は5位。1995年のインディ500チャンピオンであり、1997年のF1チャンピオンであるジャック・ビルヌーブも今年のインディ500にスポット参戦し14位となっている。

インディカー・シリーズの次戦は、今週末にデトロイトのベル・アイル市街地コースで現地時間31日(土)に第6戦、同6月1日(日)に第7戦がデュアルレースとして開催される。

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