5月3日(土)にベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットでFIA世界選手権(WEC)第2戦スパ・フランコルシャン6時間の決勝レースが行われ、トヨタのTS040ハイブリッド8号車が優勝。トヨタは開幕戦に続き2連勝を飾った。
トヨタ勢は、日本人元F1ドライバー、中嶋一貴の乗る7号車も3位に入賞し、2台そろって2戦連続表彰台獲得を達成。2位はアウディの1号車だった。
ポールポジションからスタートし、トップを快走していたポルシェの14号車は、レースが終盤に向かうところでトラブルが発生して後退。4位でレースを終えている。
また、昨年F1を引退したマーク・ウェバーが乗るポルシェの20号車は序盤からトラブルに泣かされLMP1クラス8位、全体では23位に終わっている。
レース後、3位表彰台に上った中嶋一貴選手は次のように語った。
中嶋一貴
「チームは良い仕事をし、2台そろって表彰台に立てたことは最高の結果だ。我々に戦闘力の高いTS040 HYBRIDを与えてくれたチームには感謝している。恐らく2位は可能だったと思うが、わずかに力不足だったと思う」
「私のスティントの時には、タイヤを2スティント通して使用した。ほかのライバルも同様だったと思う。しかし、それはリスキーな判断で、グリップが低下してしまった。ここから先は次のレースに向けて集中しなくてはいけない。我々にとって絶対に落とせない大きな目標だ」
次戦は、シリーズ中最大のイベントとなるWEC第3戦ル・マン24時間レース(6月14日決勝)となる。