ケータハムの小林可夢偉が、上海インターナショナル・サーキットで行われるF1第4戦中国GP(20日決勝)に向けて意気込みを語った。
小林可夢偉
「シーズン序盤のフライアウェイ4戦の最後が上海です。このコースではいつもたくさん応援をもらえるし、技術的にも本当にやりがいがあります」
「前回ここでレースした2012年は、予選で4番手で、当時の自分とチーム(ザウバー)の最高位でした。スタートはルイス(ハミルトン/メルセデスAMG)にトラブルがあって実質3番手でしたが、動き出しでクルマに問題が出て、ラインを離れてからずいぶん順位を落としてしまいました」
「今年は、あんなにいいスタート位置が取れないことは分かっていますが、それでも2014年はもっと良いレースにできればいいですね。そのためにチーム全体が懸命に努力しています」
「セットアップの主な焦点は、高速コーナーで必要なダウンフォースと、1年中でも特に長いストレートに合わせて空気抵抗を減らす方向と、この2つのバランスをどう取るかです」
「マレーシア(第2戦)でストレートの速さはあることが分かったので、それを活用できるようにしなければいけませんね。コースのその場所でアドバンテージを最大限に発揮するために、ルノーと共にエネルギーマネージメントに取り組みます」
「ここは、風速と風向きがクルマのハンドリングに大きく影響するサーキットでもあるので、3回のフリー走行ではその点にも集中する必要があります」
「もちろん、いい順位を獲得してヨーロッパへ戻りたいですから、そのためにみんなが全力を尽くしています。スペインへはみんな、より大きな荷物を持ち込みますが、僕たちは中国でも新パーツがいくつかあります。でも同時に、自分たちの強みを生かすようにすべきですね」
「僕たちは、純粋なレースペースで直接のライバルより少し有利です。バーレーン(第3戦)でも、そのおかげで最後のピットストップまでレースの大半でいい位置を走れました。そのあとは結局残念な結果に終わってしまいましたけど。目指す順位にまた戻れるように、あの力を日曜に発揮する必要があります。そして、毎レースそれを積み重ねていくことですね」