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F1変革へ、フェラーリとエクレストンが会談

2014年04月04日(金)10:57 am

フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモーロが今週、はるばる本拠地マラネロからロンドンに飛び、F1最高権威バーニー・エクレストンとの会談を行った。

メインとなる議題について有力スポーツ日刊紙『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』を含むイタリアのマスコミは、F1の未来と報じた。これまでモンテゼモーロとエクレストンは、“新しい”F1のフォルムを快く思っていないと公に認めているのだ。

今週末のF1第3戦バーレーンGPでは、参加者を増やす形でさらなる会談を予定している。そのうちのひとりがFIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長だ。ここでは、音が静かになって、ややスペクタクルに欠けると評判の2014年F1を盛り上げる方策が提案されるかもしれない。

ほかにも悪評の燃料測定器について、廃止するかどうかを話し合う。さらに、レース距離を縮めた場合、果たして効果はあるのか、あるとすればどのぐらいかなど検討する。もし周回数が少なくなれば、規則で許されている15,000rpmギリギリまでエンジンを回すことが可能だ。

こうした動きに、今年圧倒的な強さを見せるメルセデスAMG、そしてマクラーレンやウィリアムズら、同じメルセデス製エンジンを使用するライバルチームたちは、いかなる規則変更の提案も反対の方向だ。

FIAのホモロゲーションを受けた燃料センサーの不具合に苦しむレッドブルとパートナーのルノーは、エンジン音問題の解決策のひとつとして燃費規制の緩和を取り上げそうだ。

「規則はエンジンの最高回転数を15,000rpmと定めている」とイタリア『Tuttosport(トゥットスポルト)』に話すのは、ルノーのレミ・タフィンだ。「しかし、燃費の規制がある限り12,000rpmに抑えざるを得ない。直線の終わりでは、せいぜい10,000から11,000rpmがいいところだ」

「この違いは大きい」とタフィンは力説する。「音質を変えたければ毎分の回転数(rpm)を上げることだ。だがそれでは燃費の制限と両立しない」

さらに、F1の株主である投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズを率いるドナルド・マッケンジーと第2戦マレーシアGPの場で会談したエクレストンが、F1の持株比率にテコを入れるべくフェラーリやレッドブルといった上位チームにF1への投資を呼びかけるかもしれない。

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