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FIA会長、F1は変わる必要があると主張

2014年03月10日(月)15:56 pm

F1統括団体FIA(国際自動車連盟)の会長を務めるジャン・トッドは、F1は変わる必要があると主張し、イタリアの『La Stampa(ラ・スタンパ)』に次のように述べた。

「ジュネーブ・モーターショーに行ってみれば、今ではクルマが変わってきていることに気付くだろう。ハイブリッド車があり、エンジンは小さくなり、シリンダー数も減ってきている」

「自動車の世界は変わってきている。そして、F1は空力性能に重点を置くよりも、テクノロジーの実験の場であるべきなんだ」

トッドは、F1がこれまでの象徴的な「叫び声」のようなエンジン音を失うことについても、堂々と次のような持論を展開した。

「ターボの音だって魅力的だよ。だが、それに加えて、より燃費がよくて力強いクルマになる。それは必然的な改革だったんだ」

「それに、ホンダが復帰を決めたということは、その改革がうまくいっているということだ」

同時に、F1はコストを削減しなくてはならないとトッドは次のように続けた。

「自動車レースの最高峰カテゴリーにおいて、半分ものドライバーがレースをするために金を払っているのは不合理なことだ。世界中のほかのどんなスポーツでもそういうことはない」

これに関する対応策として導入されることになるのは、強制的なコスト制限だろう。その詳細に関しては現在話し合いが行われているところだ。だが、これに真っ向から反対の立場を表明しているのは、マクラーレンの最高権威に復帰したロン・デニスだ。

「もしF1に参戦する余裕がないのなら、F1に来るべきじゃない」とデニスは6日(木)に語った。

さらにデニスは、「モータースポーツの歴史において最も高価なエンジン」の導入をチームに強要しながら、一方でコストを削減すべきだとするFIAに対しても偽善的だと次のように避難した。

「我々にこの道を通るように仕向けたのと同じ人たちが、今度はコスト削減が必要だと言いながら、別の道を歩こうとしている。すごく矛盾していないかい?」

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