レッドブルは2月28日(金)、チームが今年のシーズン前に深刻な問題を抱えたことでセバスチャン・ベッテルが「かんしゃく」を起こしたとの報道を一笑に付した。
レッドブルの今季型車RB10と、エンジンサプライヤーであるルノーは、F1公式シーズン前テストにおいてもがき苦しむ状態が続いた。そんな中、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、ベッテルに対して「怒ったところで」解決にはならない、と諭すような発言をしていた。
だが、レッドブルは28日に「レッドブル・スパイ」という名前で公式サイト上に記事を掲載し、ベッテルが最近「かんしゃく」を起こし、「出来の悪いクルマに乗ることを拒絶」したと語った「有名なニュース番組のアナウンサー」はかなり先走り過ぎているとした。
レッドブルは、そうした報道を「どぎつい推測」と呼び、次のような皮肉をこめたコメントを掲載した。
「本当だったかもしれないね。おそらく、4回もF1タイトルをとったことで、彼は金切り声をあげるプリマドンナになってしまったのかもしれない」