バーレーン・インターナショナル・サーキットで2日(日)、F1テスト4日目が行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)がトップタイムを記録。これで開幕前のテストはすべて終わり、いよいよ開幕を迎えることになる。
開幕前テストの最終日でトップタイムを記録したのは、ここまで強さを見せてきたメルセデスAMG。ハミルトンはセッション序盤にギアボックスのトラブルが起きたものの、最終的には70周を走り、トップタイムで開幕前テストを終えた。
2番手はテストで速さを見せているウィリアムズ。この日はバルテリ・ボッタスが走行を担当し、午前中はシャシーや空力関連の作業を実施。午後に入ってからロングランでタイヤのパフォーマンス変化を確認して、予選シミュレーションも行った。しかし、スーパーソフトを装着する前に、長距離を走り込んだエンジンにトラブルが起きてしまい、スーパーソフトでタイムアタックすることはできなかった。
フェラーリのフェルナンド・アロンソが3番手。ギアボックス交換を強いられたものの、アロンソは74周を走りきっていた。
4番手には、こちらもテストで好調な走りを見せているフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグが入った。5番手はトロロッソのジャン-エリック・ベルニュ、6番手はザウバーのエイドリアン・スーティル、チームメートのエステバン・グティエレスは8番手に入った。マックス・チルトンを走らせたマルシャは、7番手に入っている。
ここまでトラブル続きのレッドブルでは、セバスチャン・ベッテルが走行を担当。この日もさまざまなトラブルに見舞われたが、77周を走ることに成功した。しかし、タイムはトップのハミルトンから4秒以上遅れて9番手となった。
マクラーレンのジェンソン・バトンも、長距離を走り込んだことによるエンジントラブルが発生し、22周のみの走行で10番手になった。
ケータハムは小林可夢偉が最終日の走行を担当し、100周以上を走破。しかし、セッション終盤にクラッチトラブルが起き、予選を想定したアタック走行はできなかったようだ。
ロータスのロマン・グロージャンはパワーユニットにトラブルが発生し、32周しか走れず12番手となった。
開幕前のテストはこれで全日程が終了。開幕戦オーストラリアGPは、日本時間14日(金)10時30分からのフリー走行1回目で幕を開ける。初めて今季の勢力図が分かる予選は15日(土)の15時から。新時代のF1初の勝者が決まる決勝は16日(日)15時にスタートする。