バーレーン・インターナショナル・サーキットで1日(土)、F1テスト3日目が行われ、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)がトップタイムを記録した。
これまでの開幕前テストでは、堅実かつ高いパフォーマンスを見せているウィリアムズ。この日はクルマのパフォーマンス面に関する作業や、予選のシミュレーションなどを実施。その結果、前回のバーレーンテストでニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が記録した総合トップタイムを上回り、マッサがこの日のトップとなった。
2番手は、今季のタイトル最有力とも言われるメルセデスAMG。この日はロズベルグがセットアップやロングラン、予選シミュレーションに取り組み、100周以上を走行していた。
3番手に入ったのはフェラーリのキミ・ライコネン。ショートランやレースシミュレーションを行ったライコネンは、ピットストップ練習なども実施。トラブルのため午前中はあまり走れなかったが、最終的には80周以上を走破した。
4番手にマクラーレンのケビン・マグヌッセン、5番手には新ノーズを投入したトロロッソのダニール・クビアトが入った。今回のバーレーンテストで好調なフォース・インディアは、ニコ・ヒュルケンベルグが6番手に入り、マルシャのジュール・ビアンキが7番手につけた。
小林可夢偉が所属するケータハムは、マーカス・エリクソンが走行を担当。この日の参加ドライバーで最多となる117周を走りきった。ロータスのロマン・グロージャンは、運動エネルギーを回生するMGU-Kにトラブルが発生したため、33周のみの走行で9番手になった。
ザウバーのエイドリアン・スーティルは、1周を走ったのみでエンジントラブルが発生し、そのままセッション終了を迎えた。レッドブルのセバスチャン・ベッテルは、1周目の途中でストップ。その後、再びコースインしようとしたが、ピットレーン出口で再び止まってしまい、結局この日は1周も走りきることなくテストを終えた。