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ロータス、今季はルノーエンジン次第

2014年02月27日(木)11:04 am

ロータスは、2014年シーズンにいい成績を収められるかどうかは、現在問題を抱えて出遅れてしまっているエンジンサプライヤーのルノーのばん回次第だと考えている。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』のベテラン記者であるミハエル・シュミットが、2本の牙のような独特なノーズが施されたロータスの2014年型車E22は今季のクルマの中では最も「勇気」を持って製造されたものだと認める。一方で、ロータスのテクニカルディレクターであるニック・チェスターも、ロータスが今季は勝利を手にすることができるクルマを製造できたという自信を持っているようだ。

チェスターは、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。

「風洞での数値は信じられないほどだ」

「バーレーンで行った計測によって、我々は本当に速いクルマを持っていると確信した」

チェスターは、ロータスでの最も大きな不安は、エンジンサプライヤーのルノーが新しいV6ターボエンジンによる「パワーユニット」に発生した深刻なトラブルを解決できないのではないかということだと次のように続けた。

「もし、エンジンによってサーキットでの順位が決まってくるとすれば、残念なことになるだろう」

E22に施された最も顕著な工夫は、非対称のフォークのような2つの先端を持つノーズだ。それは、ほかのさまざまなチームの熱い視線を集めることとなった。

「ほかのチームでもそれをまねることはできるかもしれない。だが、それだけではそれほど効果は出ないだろう」

そう語ったチェスターは、次のように続けた。

「もし、彼らが(2本の)ノーズによるアドバンテージを得たいと思うなら、そのときはクルマのリア部分も変更しなくてはならなくなる」

「昨年、何人かのエンジニアが我々のもとを去り、(そのノーズの)有利な点についての知識をライバルたちにもたらした。だが、私は彼らがクラッシュテストに合格させることは難しいと考えている」とチェスターは結んだ。

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