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中野信治、ル・マン24時間優勝のため進化し続ける42歳

2014年02月20日(木)19:33 pm

2013もル・マン24時間、そしてWEC(世界耐久選手権)の富士戦に出場し、2014年はWECにフル参戦する中野信治。近年は、1年に数レースを走るというシーズンが続いているが、その数レースのために日々厳しいトレーニングを続けているという。

中野は、マネジャーをつけず、チームやスポンサーとの交渉も自分で行っているため、交渉だけでも多忙な生活を送っている。その中でもトレーニングを欠かすことはなく、ほぼ毎日ランニングを行っており、トレーニングとしてカートに乗ることもあるとTopNewsに明かしてくれた。

また、継続的にトレーニングを行っている証拠に、最近になってマラソンのベストタイムを出したとのことだ。42歳になった今も、中野はレースで勝つために進化を続けている。

毎年、白紙の状態からレース参戦に向けた交渉を行っており、昨年の10月20日(日)に決勝が行われたWEC富士戦も、「100%乗れるということになったのは10月の頭くらい」だったという。つまり、レース直前になって出場が確定するまで、出られるか分からないまま厳しいトレーニングを続けていたのだ。

そこまでしてレースを続ける理由は何なのだろうか? 中野は昨年のル・マン24時間へ旅立つ直前、TopNewsの取材で次のようにル・マン24時間へ挑戦し続ける意味を明かしていた。

「純粋に走るクルマが好きですし、勝って辞めたいという意地があります」

「24時間という時間を走り続けるということでも、僕にとってのこれまでとは違うまったく新しい領域でした。そこから得た“学び”は大きいです。時間の流れの概念をあらためて考えさせられたのも、このル・マン24時間レースでした」

昨年のル・マン24時間はチームメートのクラッシュ、そしてWEC富士戦は雨による赤旗中断のままレース終了となり、不完全燃焼のシーズンに終わった。昨年の悔しさを胸に、今年もル・マンと富士で表彰台の頂点を目指す。

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