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ブラジル人若手ドライバーがスポンサーとともにウィリアムズ入りか

2014年02月19日(水)18:34 pm

ブラジル人若手ドライバーのフェリペ・ナスルと、そのスポンサーであるブラジル銀行が2014年にウィリアムズと手を組むことになりそうだ。

かつては常勝チームとしてF1に君臨した時代もあったイギリスの名門チームであるウィリアムズだが、昨年は11チーム中9位に沈むという悲惨な状況を迎えていた。だが、今季はメルセデスエンジンを搭載した2014年型車FW36が、1月に行われた最初のシーズン前公式テストでは堅実なスタートを切っている。

今季、ウィリアムズではイタリアの酒造会社であるマルティーニをタイトルスポンサーに迎え、長くフェラーリのドライバーを務めていたフェリペ・マッサによってレースを行うことになる。そして、今週、ブラジルの石油会社であるペトロブラスが再びチームのスポンサーとなることも明らかとなっている。

今後、マッサと同じファーストネームを持ち、F1の下位カテゴリーであるGP2で活躍を見せたナスルのウィリアムズ加入が発表されることになると考えられている。

少し前には、21歳となるナスルはすでにウィリアムズとの間に2014年の控えドライバーとしての契約を済ませたようだと報じられていた。その契約には、全19戦のうちほぼ半分のレースで金曜日のフリー走行を担当するという条項も含まれていると見られている。

そして、今回ドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』が、ナスルがそのスポンサーであるブラジル銀行を通じてウィリアムズに約1,000万ユーロ(約14億円)を持ち込むことになると伝えている。

今週、リオ・デ・ジャネイロにおいてペトロブラスとの契約を発表したウィリアムズだが、その際、チーム副代表であるクレア・ウィリアムズはナスルとの契約については認めようとはしなかった。クレアは、『Globo(グローボ)』に対して次のように語った。

「それについてはコメントできません。でもブラジルにとっては、そうなれば素晴らしいことに違いありませんね」

「F1にとってブラジルは大きな市場です。人々はスポーツが大好きですし、とりわけF1を愛しています」

「ですから、私はマッサとともにもうひとりブラジル人がF1にいれば、F1にとってもブラジルにとってもいいことだと思います」とクレアは付け加えた。

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