フェラーリが2013年度業績を発表、増収増益を達成

2014年02月19日(水)13:31 pm

フェラーリが18日(火)、2013年度の業績を発表した。販売台数を削減するも増収増益を達成している。

2012年に史上最高の業績を記録したフェラーリは、財務業績を改善しながらブランドのエクスクルーシブ性(希少性)を維持し、価値を経時的に高めるために、販売台数を削減する決定を下していた。この戦略が見事に成果を上げ、2013年の正規ディーラー・ネットワークへの新車納品台数を削減しながら、増収増益を達成した。

フェラーリは、2013年における正規ディーラー・ネットワークへの新車販売台数を6,922台と、前年比で5.4%削減しながら、売上を前年比5%増の過去最高となる23億ユーロ(約3238億円)へ伸ばした。

年末までの営業利益も、3億6,350万ユーロと好調(前年比8.3%増)。純利益も2億4,600万ユーロ強と記録的な水準を達成し(前年比5.4%増)、売上利益率も高級車市場の高業績企業と並ぶ15.6%まで伸長している。

ルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は「これほどまでに優れた業績の達成が実現できたのは、フェラーリの全社員が懸命に努力した結果です。われわれは、『ラ フェラーリ』、『458 スペチアーレ』、最近発表したばかりの『カリフォルニア T』といった驚異的なプロダクトをデザインし、プロダクトと技術開発に多額の投資をすることで、高いエクスクルーシブ性を維持することを目指しました」

「また、『ブランド』においても重要な戦略的決定を下しました。この決断は、今後企業の発展に、より重要な貢献をすることになるでしょう。さらには、世界で最もパワフルなブランドに再び選出されたことも、私たちに大きな達成感をもたらしました。このことは、この素晴らしいブランドの価値をさらに高めることに成功した何よりの証拠です」

フェラーリのテーラーメイド・プログラムも勢いを増しており、現在では、販売したすべての車輌にパーソライゼーションが施されている。また、フェラーリ・クラシケも活動を着実に拡大し、収益を上げている。

フェラーリ正規ディーラー・ネットワークへの新車販売台数を削減する戦略は、全般的に生産台数を削減する2013年の年間計画の一環として発表されたが、予約した顧客に、納車までの待ち時間が長くなりすぎないよう、急速な需要の拡大が見られる市場に注意をしながら進めてきた。

その結果、北米の販売台数は過去最高の2,035台に達し、前年比で9%増。英国市場も着実な成長を示し、677台を販売。販売台数が前年比で約100台減少し652台となったドイツをしのいで、英国が欧州第1位の市場となった。イタリアでは、フェラーリ全世界売上のわずか3%(205台)という小規模市場となっている。

中華人民共和国、香港、台湾を含む大中華圏では、エンド・クライアントに対する売上が好調で、700台の販売を達成し、世界第2位のポジションを維持している。

中東やアフリカでも引き続き堅調に成長し、正規ディーラー・ネットワークへの新車販売台数は前年比8%増となる599台を記録。日本では、市場が再び飛躍的な成長を示しており、前年比20%超増の380台の販売を達成した。

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