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2014年F1、V6ターボエンジンはドライバーも驚きの太いトルク

2014年02月14日(金)12:16 pm

F1サーキットのコースサイドに足を運ぶと気づくのは、2013年シーズンと明らかに違うエンジン音。新V6ターボエンジンが発するノイズは、よりマイルドだ。

ところが、新マシンを操るドライバーにとって大きな話題は、ノイズよりトルクである。

実際のところ昨年までの自然吸気V8エンジンとエネルギー回生システム付きの新世代V6ターボエンジンは、馬力面で大きな違いはない。

ところが2014年の新パワーユニットは、トルクが著しく太いのだ。

ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)はドイツ『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』紙にこんなことを語っている。「初めてガレージからコースに出たとき、“うわっ、マジかよ”って思ったね」

エイドリアン・スーティル(ザウバー)の体験談は、より生々しい。

「コーナー出口で加速したとき、ビックリした」とメルセデス・ベンツV6ターボエンジンの第一印象を語るスーティルはこう続けた。

「3速から4速にシフトしたとたん、リアがクルッと回ってスピンしたんだ」

ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)も同じような経験をした。「ターボのドライバビリティには、ちょっとした新発見があったよ!」と語っている。

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