ルノーの新V6ターボエンジンは、まだすべての問題を解決できていないようだ。
スペイン・ヘレス・サーキットで行った今年初めてのF1テストは、ルノーエンジンを搭載するチーム、特にレッドブルにとって屈辱的な結果となった。その後、ロータスが単独で新車の初走行を行ったところ、ほぼトラブルフリーだったため、事態は改善したかにみえた。
これに続き、今年エンジンをフェラーリからルノーに変更したトロロッソが、ロータスと同じく“宣伝活動の撮影日”を利用して試走を行った。F1規則で許されている、ピレリ製の専用タイヤを装着してのPR目的の走行だ。
ところが報道によると、イタリアのミサノ・サーキットに赴いたトロロッソがSTR9を走らせたところ、バッテリーやソフトウエアにトラブルが頻発し、走ったり止まったりで70kmしか距離を稼げなかったという。
なお、撮影目的の宣伝活動として許容されている距離は最大100km。