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ずっと友人シューマッハのそばにいるとトッド

2014年02月07日(金)10:20 am

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の現会長であるジャン・トッドは、ミハエル・シューマッハが入院しているフランス・グルノーブルの病院からほとんど離れずにいる。

トッドの親友のひとりであり、7度F1チャンピオンに輝いたシューマッハが昨年12月末のスキー事故により重傷を負って以来、トッドはそのほとんどの時間を、パリのオフィスからほぼ600km離れたグルノーブルで過ごしている。

トッドは、悲しみにつつまれたシューマッハの家族から歓迎を受けた数少ない友人のひとりだ。シューマッハが昏睡(こんすい)状態に置かれてからというもの、トッドはシューマッハに付き添うために、その小柄な身体で大勢のメディア関係者をかき分けながら、病院へと向かう日々を続けてきた。

事実、トッドとシューマッハがお互いに尊敬し合う間柄であることは、トッドのオフィスの壁を見れば一目りょう然だ。そこには1枚だけ写真が掛けられている。そこに写っているのは、トッドの妻である女優のミシェル・ヨーと、息子のニコラ、そしてシューマッハだ。

トッドは、ドイツの『Die Welt(ディー・ヴェルト)』紙に次のように語った。

「ミハエルと彼の家族は私にとって非常に親しい友人だ」

「彼は私の人生の大切な一部なんだ。そして、彼は今重傷を負っている」

トッドは、この非常に厳しい期間が続くシューマッハの家族のために「考えうる、あらゆる支援」をしようとしてきたという。そして、「多くの場合、それはただ彼らのためにそこにいるということだ」、とトッドは説明した。

まだ意識の戻らぬ友人とその家族と一緒にいるために、定期的にグルノーブルまでほぼ600kmの旅を続けるトッドは、次のように締めくくった。

「もし、私がああいった事故に合っていたとしたら、彼も私のためにそうしてくれたと思う。ミハエルも、絶対に私のためにここにいてくれたはずだ」

現在、すでに1週間ほど前から、医師団はシューマッハを長い昏睡状態から覚醒(かくせい)に向かわせるための処置に入っている。

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