日産が20日(月)、電気自動車「リーフ」のグローバル累計販売台数が10万台に達したことを発表。世界初の量産型100%電気自動車リーフは、グローバルシェア45%で、世界で最も売れている電気自動車だという。
2010年12月の発売以来、リーフの販売台数は毎年増加。現在、4大陸35カ国で販売されており、ノルウェーでは2013年10月に、ガソリン車も含めた全てのクルマの中で、最も売れたモデルとなった。
10万人目のオーナーは、英国の歯科医、ベネット・ガーナー氏だった。
「私は、ランニングコストでリーフを選びました」と、ガーナー氏はコメント。 「維持費や、保険、充電費用等で、妻にも納得してもらうことができました。妻は、リーフで500マイルを走りましたが、費用が驚くほど安く、それ以降、リーフを手放しません」
「リーフは、毎日の通勤に最適の車です。充電も問題ありません。家族にとっても、理想的です。静かで、長距離の移動でも振動がないので疲れません。何よりも、運転が楽しいのです!」
また、発売後間もなく日産リーフのオーナーとなった、鎌倉時代に創建されたお寺で住職を務める、日本の平井和成(ひらいわせい)氏は、「日産リーフの販売が10万台に達したと聞き、感慨深いものがあります」と語った。
「私にとって、自然や歴史は大切なものですが、クルマもなくてはならないものです。だから、ゼロ・エミッションのリーフを選びました。電気エネルギーで走る日産リーフは、排気ガスを出さないだけでなく、音も振動も発しません。そんな全く新しい感覚の車に魅力を感じたのです」
「驚くべきことですが、リーフの先進性が、750年前に出来た境内に極めて自然に融和しています。私たちには、環境と人々の暮らしの展望についてメッセージを発信する役割があると思います。車といえば、誰もが電気自動車を思い浮かべる日が来るでしょう」
日産は今年、100%電気商用車「e-NV200」を、欧州と日本で発売。e-NV200の投入により、商用車市場においても、静粛性、経済性等に優れたゼロ・エミッション モビリティの普及を目指す。また、2014年6月のル・マン24時間耐久レースでは、NISSAN ZEOD RCが、電気自動車として最速のラップタイムに挑戦する。