かつてフェラーリでミハエル・シューマッハのチームメートを務めたこともある元F1ドライバーのエディ・アーバインが、9日(木)にミラノ裁判所において懲役6か月の判決を受けた。
アーバインは、2008年にミラノのハリウッドというナイトクラブにおいて、当時のミラノ市長であったレティツィア・モラッティの息子から暴行を受けたとして訴えを起こしていた。
だが、前ミラノ市長の息子ガブリエレ・モラッティは、その容疑を否認するとともに、実際には酔っぱらったアーバインからグラスで殴られたと抗弁していた。
報道によれば、そのけんかはアーバインがモラッティのガールフレンドに携帯メールを送ったことが原因だったとされている。
2011年には、この件に関する示談が成立せず、法廷へ持ち込まれることが明らかとなっていた。
そして、9日(木)にミラノの裁判所において、48歳となるアイルランド出身のアーバインと、モラッティの両者に対し、「相互暴行」の罪で懲役6か月の実刑判決が申し渡された。
だが、『Telegraph(テレグラフ)』は、モラッティの弁護士が、両者の実刑は請求によって執行が猶予されることになるだろうと発言したと報道。
また、『AFP通信』は、イタリアでは2年以下の懲役刑は自動的に執行猶予となると報じている。