ポルシェ、デトロイトモーターショーで新型「911タルガ4」、「911タルガ4S」を世界初公開

2014年01月14日(火)21:20 pm

ポルシェは、デトロイトモーターショーにおいて、クラシカルなタルガのコンセプトと最先端のルーフテクノロジーを融合した初めてのモデルとなる新型「911タルガ4」および「911タルガ4S」のワールドプレミアを行った。

【写真】ポルシェ、新型「911タルガ4」、「911タルガ4S」(全12枚)

デザイン面では、初代タルガ同様、新型タルガにも特徴的なタルガルーフを装備。フロントシート上方のルーフセクションが可動式となっており、Cピラーは省略されリアウインドウがサイドに回り込むように設定されている。旧モデルと違い、新型タルガのルーフシステムはボタンひとつで開閉できるようになった。ボタン操作によりフルオートマチックのルーフシステムがコンバーチブルトップをリアシートシステム後方に格納。これにより良好な視界も確保されている。

先代モデルと同様、新世代のタルガにも2バージョンが用意され、いずれも4WDが採用されている。リアアクスルの荷重が大きい911用に設計された標準装備のポルシェ・トラクション・マネージメント4WDにより、あらゆる路面、あらゆる天候においても最適なドライビングダイナミクスを発揮する。

「タルガ4」は、350PS(257kW)を発生する水平対向3.4リッターエンジンを搭載。ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)およびスポーツクロノパッケージを装備したこのモデルは、時速0から100km加速はわずか4.8秒、最高速度は時速282kmという高性能ながら、NEDC(新欧州サイクル)における燃費は8.7リッター/100km、CO2排出量は204g/kmを実現している。

トップモデルとなる「タルガ4S」には、400PS(294kW)を発生する3.8リッターエンジンを搭載。PDKおよびスポーツクロノパッケージ装着モデルの最高速度は時速296kmに達し、時速0から100km加速はわずか4.4秒となる。こちらもNEDC燃費は9.2リッター/100km、CO2排出量は214g/kmとなり、いずれのモデルもEuro 6排出ガス規制に適合する。

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