小林可夢偉が加入に向けて働きかけていると報じられているケータハムだが、1月28日(火)から予定されているヘレス・サーキットでのF1公式シーズン前テストに2014年型の新車を持ち込むと発表したものの、いまだにドライバーラインアップは正式に発表されていない。
可夢偉の加入のうわさについて『Sky Sports Online(スカイ・スポーツ・オンライン)』に尋ねられたケータハムの広報担当者は次のように答えた。
「現時点では多くのドライバーがケータハム入りをうわさされているが、それは我々にとってはいいニュースだ」
「可夢偉のような、経験と才能があり、人気もあるドライバーがうちのチームへ加入するとのうわさがあるのは喜ばしいことだ」
「我々はそのうちドライバー体制を発表することになるが、可夢偉のような経験を有するドライバーが何人も検討されているよ」
昨年は、マルシャから移籍したシャルル・ピックと、全くの新人であるギド・ヴァン・デル・ガルデという若手のラインアップでシーズンに臨んだケータハムだったが、結果としてチームランキングは全11チーム中、最下位に終わっている。今季はレギュレーションが大幅に変わることもあり、ドライバーの経験値がさらにものを言うことになると見る者も多い。
「我々が、少なくともひとりは経験のあるドライバーを乗せたいと思っていることは誰しも想像できると思う」、とケータハムの広報担当者は続けた。
「ルールが新しくなり、クルマの構成も新しくなることで、ある程度の経験を持つドライバーを擁することがとりわけ重要になる」
昨年は、ヘレステストの開始わずか4日前にヴァン・デル・ガルデの加入が発表されるというあわただしさを経験したケータハムだが、広報担当者は今年のドライバーラインアップの決定時期について次のように語った。
「(ヘレステストが始まる)1月28日(火)の午前9時よりも前の時点だね」
「昨年は少しばかり遅すぎたから、今年は同じようなことにならないよう計画をしている。発表できるところまで本当にあとわずかというところまできているし、もうすぐ発表できるだろう。(ヘレステストまで)あと2週間ほどあるが、その期間すべてを(ドライバー決定に)費やそうとは思っていない」